本記事では、XMの追証や追証なしの理由について解説しています。
XMの追証に関する疑問がある方向けの記事となっているので、追証という言葉の意味やリセットのタイミングなどを知りたい方はご参照ください。
関連記事:XMユーザーズマニュアル
そもそも追証とは
FXをはじめると一度は追証という言葉を目にするかと思います。
では、そもそも追証とはどんな意味なのでしょうか。
追証(追加証拠金)とは、入金額を超える損失が発生した場合に、その不足分の追加入金を請求することをいいます。
証拠金を入金できなければ、強制的に決済され損失が発生し、FX業者から支払いを請求されることになり、身近な言葉でいうと「借金を負う」ことになります。
▼証拠金については、XM公式サイトでご確認いただけます。
では追証が発生してしまうタイミングはいつでしょうか。
追証が発生するタイミング
追証は急激な値動きの際にロスカットが間に合わず、口座残高に入金額以上の損失が出たときに発生します。
ですが、XMでは「ゼロカットシステム」というマイナス残高をリセットする方式を採用しているため、追証は発生しません。
▼XMゼロカットについて詳しくはこちらをご参照ください
XMは全銘柄追証なし
XMには全銘柄追証がありません。
入金額以上の損失が発生しないので、安全性に優れ、借金リスクがないのがポイントです。
残高をリセットするために特別な設定や申請は不要
残高リセットが執行される条件は基本的に「有効証拠金がマイナスであること」のみです。
XMの残高リセットはマイナス残高の発生から即時~3営業日以内に自動的に行われるため、特に設定や申請がありません。
追証なしなら入金額以上は損をしない
追証がないXMでは、入金額を超える損失が発生しません。
例えば20万円の入金を行って30万円の損失が発生した場合、本来-10万円のマイナス残高になります。
通常ならこのマイナス分の10万円が追証として請求されてしまいますが、XMではこの10万円分のマイナスをリセットしてくれるため、追証が発生しません。
つまり借金を負うリスクなく取引をすることができます。
XMが追証なしの理由
トレーダーが出した損失を補填する形となる「追証なし」ですが、一見XM側には何のメリットも無いように思えます。実際、日本国内では追証なしのFX会社は存在せず、入金額以上の損失が発生する可能性があることを警告しているケースがほとんどです。
ではなぜXMでは追証なしにできるのでしょうか?ここからはその理由や、国内FXで追証無しにできない理由を解説します。
国内と海外の法律の違い
国内FXにゼロカットシステムがなく、追証が発生する可能性がある理由は、日本の法律にあります。
日本の法律では金融商品取引法で損失の補填が禁止されているため、それに該当するゼロカットが提供できません。そのため、国内のFX会社で入金額を超える損失が発生してしまった場合、追証が発生するのは避けられません。
トレーダーが過度な借金を背負うのを避けるため、国内FXでは最大レバレッジやロスカット水準の引き下げが行われています。
XMは日本の法律の影響を受けない
XMをはじめとした海外FX会社は日本の法律の影響を受けないため、ゼロカットを導入して追証なしを謳う事ができます。
そもそも、国内居住者のみが利用可能な国内FXとは異なり、世界中に顧客がいるXMでは、そもそも追証の取り立てが難しいという事情があります。ならば「追証なし」をサービスの一環として推し進め、取引量を上げる方がメリットが大きいという訳です。
スイスフランショック時のXMのゼロカット実績
実際に過去、XMがマイナス残高をリセットした実績の一例をご紹介します。
2015年の1月15日に、スイスフランショックという大きな事件が起こりました。
わずか20分という時間で世界中の通貨が暴落するという事態が起こり、世界中の多くのトレーダーを破産へと追い込んだのです。
前述したように、日本では法律で損失の補填が禁止されているので、国内でも追証(借金)を負う人が続出しました。
その一方、XMは全てのトレーダーにゼロカットを適用したため、XMユーザーが借金を負うことは一切ありませんでした。
この実績によりトレーダーからのXMへの信頼性は高いといえます。
▼XMについてさらに詳しく知りたい方は、XM公式サイトをご覧ください。
XMで残高がリセットされない原因
次に残高がリセットされない場合の原因を解説します。
残高がリセットが適用されない場合は、下記の例に該当している可能性があります。
- 未決済のポジションを保有している
- ボーナス(クレジット)が残っている
- リセットの反映に時間がかかっている
- 規約違反をした
では上から順番に解説を見ていきましょう。
未決済のポジションを保有している
XMは未決済のポジションを保有している際、残高リセットの対象になりません。
口座残高がマイナスであっても、未決済のポジションがあれば有効証拠金はプラスということになり残高リセットは執行されません。
ボーナス(クレジット)が残っている
XMはボーナス(クレジット)が残っていると残高リセットの対象にはなりません。
ボーナスクレジットは有効証拠金であり、残高リセットの対象となるのは「有効証拠金がマイナスであること」です。
口座残高がマイナスであっても、クレジットボーナスが残っていれば有効証拠金はプラスということになり残高リセットは執行されません。
リセットの反映に時間がかかっている
XMは残高リセットされるまでに数時間~3営業日ほどとそのタイミングは不定期です。
適用されず不安になる方もいるかもしれませんが、待っていれば残高リセットされます。
もし早く残高リセットしてほしい場合は、追加入金をすると残高リセットのタイミングを早めることができます。
入金額からマイナス残高分が差し引かれることはないので、追加入金した金額は口座残高に全額反映されます。
規約違反をした
XMの規約違反に該当する行為を行っている場合、残高リセットがされない可能性があります。
また規約違反であった場合、更に以下のようなペナルティが課せられる場合があります。
ペナルティ例 | 内容 |
---|---|
獲得ボーナス XMポイントの没収 |
今までの取引で発生した資金源となるボーナスやポイントの没収 |
最大レバレッジの制限 | 最大レバレッジが100倍以下に制限 |
利益の取り消し | 不正取引で得た利益の取り消し |
アカウント停止 口座凍結 |
口座の永久凍結やアカウントが停止 |
▼詳しくは会員ページより法的文書をご確認ください
では具体的にどのような取引が違反となるのでしょうか?
次は規約違反となる「XMの追証なしを悪用した取引」を解説します。
XMの追証なしを悪用した取引は禁止されている
トレーダーが取引しやすい環境を作ってくれる「追証なし」ですが、それを悪用した取引は禁止されており、違反すればペナルティの対象となります。
「追証なしを悪用した取引」とは「複数口座間での両建て」が該当します。
ではなぜ複数口座間での両建てが禁止されるのか、FX初心者向けに解説します。
そもそも両建てとは
両建てとは、1つの通貨ペアで「買っている状態」と「売っている状態」両方のポジションを同時に同数持つことです。両方のポジションを保有することで売りと買いが相殺されるため、損益が変動しなくなります。
XMでは、同じ口座内での両建ては認められていますが、複数口座間での両建ては禁止されています。
ではなぜ複数口座間での両建ては禁止されされるのでしょうか?
追証なしのXMが複数口座間での両建てを禁止する理由
追証のないFX会社で複数口座間での両建てを行った場合、トレーダーは無リスクで利益を得ることが出来てしまいます。以下がその具体例です。
- 口座Aと口座B、どちらの口座にも10万円を入金
- その2つの口座で両建てを行い、20万円の損益が発生
- 口座Aは利益が20万円で、口座残高は30万円
- 口座Bは損失が20万円で、口座残高は-10万円
- 口座Bは残高リセットされ、トレーダーの損失は入金した10万円のみとなる
- 「口座Aの利益20万円 – 口座Bの損失10万円」となるので、トレーダーは合計10万円の利益を無リスクで得られる
上記のようなトレードを行った場合、結果的にXMが負担するはずの10万円を、トレーダーがそのまま受け取る形になってしまいます。
トレーダーが取引しやすい環境を作るための「追証なし」ですが、このように悪用されるを防ぐため、複数口座間での両建ては禁止となっています。
複数口座間での両建て例
複数口座間での両建てして禁止されているのは、具体的に以下のような例を指します。
- 「XMで開設した口座A」と「XMで追加口座として開設した口座B」で両建て
- 「XMで開設した口座A」と「FXGTで開設した口座B」で両建て
- 友人や家族との複数人でグループを組み、「自分の口座A」と「仲間の口座B」で両建て
つまり「複数口座」とはXM内だけではなく、他業者の取引口座を利用した両建てや仲間同士で協力した両建ても禁止となります。
▼XMが発行する利用規約は、会員ページ内の法的文書をご確認ください
関連マニュアル
所在地:No.50 12F-3, Chenggong Rd, North District, Tainan City, Taiwan
統一番号:No. 24917404
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