「預けていたお金が返ってこない」
「良さそうなEAや商材があるけど、買っても大丈夫?」
まず、現時点で「詐欺に遭っているかも」という方は、下記の「相談窓口」へ連絡してください。
リンクをクリックタップすると、窓口の案内ページが開きます。
「現時点で詐欺に遭ってない」という方でも、
「これからFXを始める人」や「家族がFXをやっている人」は心配になりますよね。
当サイトの問い合わせ窓口にも「詐欺に遭ったのでは?」という相談がよく寄せられます。
そういった経験をもとに、この記事ではFX詐欺のよくある手口やFX詐欺の回避方法を紹介しています。
「どんな詐欺の手口があるのか知っておきたい」
「自分が詐欺に遭っていないか確認したい」
「信頼できるFX会社の選び方が知りたい」
という方は、ぜひ当記事を最後まで見ていって下さい。
- YOKI
-
最近SNSなどで多くの詐欺情報が出回っているようで、被害に合われた方々の悲痛な相談が当サイトへも寄せられるようになってきました。そのため今回は、注意喚起の意味も含め、FXに関するよくある詐欺の手口や対策法を紹介していきます。少しでも、詐欺に対して不安や怒りを感じている方のお役に立てれば幸いです。
Twitter:@yoki_writing
- 監修者・SAKAIDA HIROKI
-
よく「騙される方も悪い」という言葉を聞きますが、「騙す方が100%悪い」に決まってるんですよね。 人を騙すことは悪いことで、決して賢いことではないです。 人を騙すことが肯定される世界なんて地獄だと思いませんか? そんなわけで今回は、FX詐欺の手口や回避する方法などを紹介していきます。
Twitter:@SAKAIDA_FANCLUB
FX詐欺よくある手口
詐欺会社は、ウェブサイトやSNS、電話などを利用し、トレーダーを言葉巧みに勧誘してお金を騙し取ります。
ここでは、FX詐欺のよくある手口を5つ紹介します。
1. EA(自動売買)・商材の勧誘
最初の手口は「EA(自動売買)・商材の勧誘」です。
ウェブサイトやSNSなどで、効果の無いEAやFX商材をトレーダーに売りつける手口です。
「EAが自動的にお金を稼いでくれます」
「1日5分、誰でも簡単に月5万円の副収入」
「この教材で勉強すれば、数カ月で億万長者」
など、派手な宣伝文句が使われているケースが多く、実際にそれらのEAや商材を購入するも、全く使い物にならず、トレードに利用した資金も含めて大きな損失となってしまったという相談が多く寄せられています。
EA(自動売買)・商材の勧誘の対策法
もし、あなたが魅力を感じているEAや商材があるなら、自分自身に以下の質問を投げかけてみて下さい。
「そもそもそんなに良いEAや手法があるなら自分で使うはず。他人に教える必要はあるのだろうか?」
無料配布されているEAや情報商材であっても、その目的は「配布者の広告収入」である可能性が高いです。
そもそも配布者が広告収入を得るために作られたEAや手法が、トレーダーの利益を考えて設計されているとは考えにくいのではないでしょうか。
またEAに関しては「検証をすれば優劣が分かる」と考えがちですが、検証で良い結果が出ても、実戦で必ず勝てるとは限りません。(参考:カーブフィッティング)
バックテストで良い結果を出すためだけに調整されたEAも存在します。
いずれにせよ、EAや情報商材を販売・製作する人の目的にも目を向ける必要があります。
特にSNSなどで、無料EAや商材を宣伝してくる人間は、どれだけ感じ良く装っていても、中身は「自分のことしか考えない善意の欠片もない冷徹人間」という可能性が大なので、意識して避けるよう心がけて下さい。
2. 偽装FX会社
ネット上で正規のFX会社を偽装し、お金を騙し取る詐欺グループが存在しています。
これら偽装FX会社へ入金すると、絶対に出金できません。
最低最悪の詐欺と言えます。
最近ではロマンス詐欺と呼ばれる「LINEやSNSで異性に近づき、言葉巧みに偽装FX会社へ入金させる手口」が流行しています。SNS上で面識のない人間とつながる場合は、十分に警戒するよう心がけてください。
以下のSNSアカウントでは、IC Marketsを装ったWEBサイトについて注意喚起がされています。
以下の IC marketsリンクを紹介されたら怪しいと思ってください。#フェイクアカウント #icmarkets #仮想通貨 https://t.co/E8TC0zjklq pic.twitter.com/fGOLM5Oz2C
— ICmarketsフェイクアカウント投資詐欺 (@CmarketsI) 2021年1月2日
他にも、FxProを偽装した詐欺グループもいるようです。
#Fxpro詐欺 について、ネット記事ですが「日本の金融庁の許認可を取っていない為、日本国内居住者向けのサイトでは無い」と記載されています。
LINE等で詐欺師が載せてくるURLは、詐欺グループが巧妙に作成した偽物→詐欺サイトと思われます。
「学習サイト」との事ですが踏むのは危険かも。 pic.twitter.com/IzOt0zVH3R— ??国際ロマンス詐欺と現在進行中? (@Frank_romance) May 7, 2021
偽装FX会社の対策法
FX会社のウェブサイトを見る際に、それが「正規のFX会社」か「偽装のFX会社」かを見分ける方法があります。
- URLを見る
- GoogleでFX会社名を検索してみる
対策法1:URLを見る
正規FX会社のホームページのURLは企業や商用サービスを表すドメインを使うため、URLには「com」が含まれています。
正規FX会社のURL例は以下の通りです。
- IC Markets:https://www.icmarkets.com/global/en
- FxPro:https://www.fxpro.jpn.com/
怪しいURLのホームページを見かけたら、すぐに通報しましょう。
通報先:警視庁サイバー犯罪窓口
また、正規の海外FX会社の場合、連絡先メールアドレスにはGmailなど手に入りやすい無料メールアドレスではなく、正規ドメインのメールアドレスが使われています。
以下は、正規の海外FX会社が使用しているメールアドレスです。
- IC Marketsの問い合わせ:support@icmarkets.com
- FxProの問い合わせ:support@fxpro.com
対策法2:グーグルで「FX会社名」を検索してみる
URLを見ても判断しにくい場合は、グーグルで「FX会社名」を検索してみましょう。
基本的に詐欺会社はグーグルから排除されるため、検索結果には出てきません。
ただし、公式サイトを真似た広告会社のサイトが出てくるケースもあるので、グーグル検索した上でURLも確認し、偽装サイトであれば警視庁サイバー犯罪窓口へ通報するか、金融サービス利用者相談室へ相談してください。
3. 取引代行会社
3つ目の詐欺手口は「取引代行会社」です。
投資家を自称する人に「高勝率のトレード手法やEAを持っています。出資してくれたら、増えた分を配当として支払いますよ」などと、魅力的な投資話を持ちかけられたら要注意です。
多くの場合、途中で相手との連絡がとれなくなり、配当金はおろか元本すら返ってきません。
こういった取引代行詐欺は昔から有名で、「ポンジスキーム」とも呼ばれています。
このポンジスキームの仕組みについて詳しく知りたい方は、以下のプルダウンメニューをご覧ください。
- ポンジスキームの仕組み
-
ポンジスキームは今から100年前、アメリカの詐欺師チャールズ・ポンジが行った詐欺手口です。
ポンジスキームは「プロジェクトに投資した出資者に、利益を配当金として付与する」という投資運用の話を謳いながらも、実際は資金の運用は行いません。
出資者への配当金は取引した利益ではなく、後継の出資者から集めたお金を利用します。
後継出資者の増加に伴い、配当金の配布を維持するために、毎回より多くの出資者を見つけなければなりません。
しばらくの間は出資者が増え続けて配当金が支払われますが、実際に資金の運用を行っている訳では無いため負債がかさみ、最終的にはシステムが破綻します。
ポンジスキームは形を変えながらも、現在でもよくある詐欺手口として存在しています。
1円も配当金を払わない場合もあれば、最初は配当金を払って安心させてから姿を消すケースもあります。
また、突然連絡が付かなくることもあれば、「投資に利用していた手法やEAが、想定外の損失を出した」などと言い出し、お金を返さないケースもあります。
以下のTwitterアカウントでは、様々なポンジスキームの被害や手口、注意喚起などがされています。
詐欺について私の勝手な体感
スタバで説明→まあまあ詐欺
タワマンのゲストルームで説明→かなり詐欺
TwitterのDMで来るお誘い→わりと詐欺
仮想通貨と絡んだネットワークビジネス→9割ポンジ
「この案件」→ほぼ詐欺
幸運の女神には前髪しかない→まず詐欺
卒業以来の友達からLINE→公◯党に票入れて— 優希@ぱれぴっ? (@OK39628692) April 12, 2021
取引代行会社の対策法
取引代行詐欺への最大の対策方法は「他人任せにせず自分で取引する」という事です。
しかし、「プロが運用してくれるみたいだから、リスクを承知で任せてみたい」という方もいるでしょう。
そんな「どうしても取引代行会社を利用したい」という方は、まず「何かあっても自己責任」という基本がある上で、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
- 投資するおカネは捨てても良いおカネか?
- 結果、ダマされても納得できるか?
- 現在の精神状態は不安定ではないか?
当サイトがこれまで相談を受けてきた経験から確実に言えることは「善人であればあるほど騙されやすい傾向にある」ということです。世の中には、あなたが信じられないような悪人が存在していること認識してください。
4. 入金代行会社
入金代行会社を装った詐欺手口ですが、これは当サイトに実際に問い合わせがあった事例です。
具体的な手口は「日本からは海外FX口座へ入金できません。弊社を経由すれば海外FX口座に入金できます」などと嘘をつき、トレーダーが海外FX口座に入金するつもりで渡したお金を、そのまま持ち逃げするといった手口です。
入金代行会社の対策法
そもそも海外FX会社への入金は、国内銀行から行えます。
また銀行振込以外でも、カードや電子ウォレットなどで入金が可能となっています。
初心者の方は「自分でやったら失敗しそう」と不安になるかもしれません。
しかし、身分証明書の提示を要求される口座開設や、お金をやり取りする入出金は、他人に任せるより自分で行うのが最も安全です。
当サイトでは、FX会社への入出金など海外FXの使い方を解説したガイドをご用意しています。
初心者の方にも分かりやすいよう各FX会社の利用方法を案内しているので、興味があれば覗いてみてください。
5. FX会社の不正行為
詐欺と言い切れるかはわかりませんが、FX会社側が行っている不正行為もあります。
有名なFX会社でも不正行為をしている場合があるようで、「某国内FXは不正が多くて、海外FXに逃げてきた」という方も少なくないのが現状です。
不正を行っているFX会社では勝てないとはまでは言い切りませんが、間違いなく勝ちにくくなることは確かです。
まずは、不正行為の2つの事例、「クルクル詐欺」と「約定拒否」について簡単に解説します。
クルクル詐欺
クルクル詐欺とは、注文ボタンを押したあと、読み込み状態(カーソルがクルクル回る画面)でフリーズし、数秒から数分経った後で注文が約定する事を表したトレード用語です。
FXでは「少しでも安く買う」「少しでも高く売る」という思いで、チャートを見ながら「ここだ!」というタイミングで発注します。
しかし、クルクル詐欺が頻発するFX会社では、価格のズレにより思い通りの注文ができません。
Twitterでも、クルクル詐欺の被害に遭ったトレーダーさんの体験をよく見かけます。
某FX会社の今日の約定力、本当に酷い…。クリックしてから約12秒後に約定すること計14回…orz 他社ではいつも通り約定したので、通信環境やパソコンの問題ではないはず。これはクルクル詐欺ですよね…。被害に遭ったのはこれで3会社目…。またぞろ会社を変えないといけないかな…。
— FX億トレーダー「しん」 (@FX_RTM_shin) December 18, 2019
約定拒否
約定拒否とは、トレーダーが発注したにも関わらず、FX会社が注文を約定させないことです。
クルクル詐欺は遅れて約定しますが、約定拒否は注文自体が成立しません。
具体的には、
「数秒固まってから注文拒否になる」
「注文できる別の価格を提示される」
「注文ボタンを押しても反応しない」
などといった形で発生します。
以下は、Twitterに投稿された「約定拒否」の事例です。
おはようございます?
朝から約定拒否(´༎ຶོρ༎ຶོ`)なんだよぉ〜
?????やり返してやるっ!
なんてねw
一本目危なっかしかったけど取れました☺️
今週も頑張りましょう#30秒ターボ pic.twitter.com/NBQ1x47bny— Hexagon (@UjReRGJnvLndqEC) November 16, 2020
不正行為をする利点があるのは、呑み行為をするFX会社
「注文から約定までが早い」「約定拒否をしない」というFX会社がトレーダーに好まれるのは当然です。
にも関わらず、FX会社がクルクル詐欺や約定拒否を故意に行うのは何故でしょうか?
理由はズバリ、FX会社が「顧客の注文を吞んでいるから」です。
呑み行為の仕組みについては、競馬で例えると理解しやすいかと思われます。
1. ある顧客が「2番の馬が1着をとる」と予想したとします。
2. 顧客は「2番の単勝(=1着の馬を当てる馬券)を1万円分」を購入するため、馬券の販売会社に1万円と「100円の購入手数料」を支払います。
3. 馬券の販売会社は実際に馬券を購入せず、顧客の払った一万円分を自分のポケットに入れます。
4. レース結果は3番が1着となり、先程の顧客が予想した2番の単勝はハズレました。
5. 会社は顧客に「2番の単勝はハズレでした。払戻金はありません」と伝えます。
6. 会社は馬券分の1万円と手数料の100円がまるごと利益になります。
このように購客の購入依頼を無視し、そのお金を自分のポケットに入れることは「呑み行為」になります。
もちろん、馬券が当たった場合は、販売会社が配当金を支払わなくてはならないリスクがあります。
しかし、「この顧客が予想を外す確率が高い」あるいは「複数の顧客の注文を呑み、全体で予想を外す人が多い」という場合は、手元に利益が残る可能性が高くなります。
つまり「呑み行為を行う」という事は、同時に「顧客の損失が会社の利益になる(=利益相反関係)」という構図が自然に出来上がってしまう訳です。
呑み行為を行っているFX会社では、トレーダーの損失がFX会社の利益になります。
クルクル詐欺や約定拒否を意図的に行うと「強いトレーダーが他の会社に逃げていく」という状況が生まれます。
そうやって彼らは弱いトレーダーだけを囲い、負けてもらう事で利益を得ているわけです。
フェアな環境でトレードしたいのであれば、このような呑み行為を行うFX会社の利用は避けるべきでしょう。
以下で、これら顧客の注文を吞むFX会社の特徴を紹介していきます。
DD方式を採用しているFX会社に注意してください
呑み行為を行うFX会社は、注文方式にDD(ディーリングデスク)方式を採用しています。
DD方式とはトレーダーの注文を「FX会社で呑む」か「市場に流すか」を、プログラムで判断してから約定させる注文方式です。
FXは9割が負ける世界と言われていますが、FX会社で以下のようなことが平然と行われているのであれば、9割の方が負けるのも当然かと思われます。
「総損益がマイナスのトレーダーの注文は吞む」
「総損益がプラスのトレーダーの注文は約定拒否」
特に狭いスプレッドで顧客を集め、呑み行為で利益を上げているFX会社にはご注意ください。
これは、まだリテラシーの低い初心者の方を狙ったFX会社の闇だといえます。
勝ちやすいのは吞み行為のないNDD方式
NDD(ノーディーリングデスク)方式は、トレーダーの注文は全てそのままインターバンク市場へ流れていきます。
この場合、FX会社は注文を呑めないため、トレーダーとFX会社の損益が相反しません。
NDD方式では純粋にスプレッドや手数料のみがFX会社の利益となるため、トレーダーが取引するほど利益が上がります。
クルクル詐欺などの嫌がらせをすると、負けたトレーダーが退場に追い込まれたり、不正行為を察知したトレーダーが他のFX会社に移ってしまいます。
そのためNDD方式のFX会社は不正行為をする利点が一切なく、基本的に約定が遅れることはありません。
「基本的に」というのは、いくらNDD方式でも避けられない、通信上の問題が発生するためです。
通信上の問題とは、ネット回線の影響や、相場の急変動時に注文が殺到する場合の事で、その場合は注文価格と約定価格がズレる「スリッページ」が発生する事もあります。
FX会社の不正行為の対策法
FX会社の不正行為を避ける最も良い方法は、「DD方式を採用しているFX会社の利用を避ける」という方法です。
ただし、FX会社がどちらの方式を採用しているかは公表されていないのが厄介な所です。
とはいえ、不正行為を行う傾向が強いFX会社の特徴がいくつかあるので、それを踏まえてFX会社を選定するのが良いでしょう。
ここでは、不正行為を行うDD会社にありがちな特徴を2つ紹介します。
特徴1. 明らかに通信に問題が無い状況でも、約定拒否やクルクル詐欺が頻発する
通信上の問題が発生した場合に約定力が落ちるのは、DD方式もNDD方式も一緒です。
しかし、「平常時でも明らかに約定が遅い」「いくら指標発表があるとはいえ、約定の遅さが異常だ」という現象が頻発する場合、そのFX会社はDD方式である可能性が高いです。
優秀なNDD方式の会社であれば、指標発表時に多少のスリッページが発生する事はあっても、それ以外で約定の遅さを感じることはありません。
注文ボタンをクリックタップしたら即約定、というのがデフォルトです。
一方DD方式の場合、
「強いトレーダーに積極的に嫌がらせをして排除しようとする」
「注文を呑んだ場合のリスクが高くなる状況で、約定拒否やクルクル詐欺を発生させてリスクを回避しようする」
といったことが起こるため、明らかに通信上の問題が無い時でも約定力が下がります。
特徴2. 勝ちだすと約定拒否やクルクル詐欺が頻発する
「トレードが下手な初心者のうちはサクサク約定したのに、成長してトレードが上手くなったら突然約定力が落ちてきた」という場合、そのFX会社はDD方式である可能性が高いです。
吞み行為をするFX会社では、強いトレーダーに取引させる利点が無いため、約定拒否やクルクル詐欺を仕掛けてくることがあります。
嫌がらせを受けたトレーダーは「自然と他のFX会社に移っていく」ことになるため、最終的には弱いトレーダーだけを相手に、呑み行為を続ける事が可能になります。
上記2点の特徴に当てはまるFX会社なら、NDD方式のFX会社に乗り換えましょう。
あなたが利用中のFX会社が、ここで紹介した2つの特徴に当てはまる場合は、トレードが上手くなるほど損をする可能性があります。
すぐにそのFX会社の利用をやめ、NDD方式を採用しているFX会社に乗り換えましょう。
手数料にうるさい日本国内のFX会社では、DD方式を採用しているケースがほとんどです。
一方、透明性にうるさい海外のFX会社では、NDD方式を採用しているケースがほとんどです。
FX詐欺を回避する方法
ここまでは、個別のFX詐欺手口の事例や対策を紹介してきました。
しかし、今後は新たな詐欺手口が出てくる可能性もあります。
より広い角度で自分を守れるよう、ここからはFX詐欺を回避するための基本的な心構えや知識を解説していきます。
世の中には自分のために他人を騙すという悪人が一定数存在している
昔とは違い最近は、以下のような人たちが世の中に溢れているように思います。
「思いやりの欠如」
「良心・罪悪感の欠如」
「思考が冷淡で自己中心的」
しかも、こういった人たちに限り「面体を繕うのが上手く魅力的に見えやすい」のも厄介なところ。
社会的に地位のある人でも、彼らには簡単に騙されてしまいます。
もう絶望的ですよね。
彼ら狂った反社会的な存在への対抗策はひとつだけです。
「どうか世の中の反社会的存在を認識してください」
この世界、情けや思いやり、良心があり、思考の温かい人たちが圧倒的多数を占めています。
みなで協力し、彼らの存在を認識すれば、自然と彼らのような人間は排除されていくのではないでしょうか。
以下でもう一度、これまで紹介した詐欺の手口についておさらいしていきます。
「リスクなし」「絶対に勝つ」という宣伝文句に注意
特にEAでありがちな「リスクなし」「絶対に勝つ」という宣伝文句は要注意です。
相場の変動は一定ではないため、優秀なEAでも永遠に勝ち続けることはできません。
- SAKAIDA HIROKI
-
手法と相場には相性があるので、常に変化する相場において、回しっぱなしで勝てるEAは存在しません。もし存在していても出回る可能性はゼロです。なのでEAを使う場合は、相場に合わせて止めたり動かしたりするようなものを選択するのが無難です。
「お金が欲しい」からといって、他人任せにするのがそもそもの間違い
自分でやる投資だからこそ納得できますし、多少の損失が出ても、それらは確実に将来への糧となっていきます。
全てを任せる取引代行などは、はじめから論外なのではないでしょうか?
どうしても他人へ投資を任せたいという方は、手数料が高く利率も低いですが、銀行や証券会社の投資信託窓口へ行きましょう。彼らの方が、リスクを正確に開示している分だけ大分マシかと思われます。
ただ個人的には、投資で利益を出す一番の近道は、自分ではじめることかと思います。
それに何より、自分で行う投資は面白いですしね。
信頼性の高いFX会社とは?
自身の力で投資を進めていくなら、まずは不正のない信頼できるFX会社選びからですよね。
ここからは「FX会社の信頼性を見極める5つのポイント」について紹介していきます。
ポイント1. 運営歴と利用者数
リーマンショックやスイスフランショックなど、為替相場も過去には様々な事件が発生し、その中で多くのFX会社が現れては消えていきました。
そうした背景においても運営歴の長い、利用者数が多いFX会社は信頼度が高いです。
例えば、海外FX会社のXMTRADINGの場合ですと、10年以上の運営歴を持ち、世界中のトレーダーを含めて100万人以上が利用しており、信頼性はかなり高い部類であると言えます。
運営歴の短い新興FX会社もたくさんありますが、新興会社は利用者数も少なく信頼度が判断しにくいため、利用する場合は注意して下さい。
ポイント2. 金融ライセンスの保有
金融ライセンスとは、各国が自国で金融サービスを提供する企業に発行するものです。
金融ライセンスを保有しているということは、取引環境・投資家保護・リスク管理などの運営状況が、各国の金融監督機関が求める基準を満たしているという事を示します。
通常のFX会社では、保有している金融ライセンスを公式サイトで掲載しています。
国によってライセンスの取得難易度が異なっており、特に取得が厳しいと言われているイギリスやキプロスのライセンスを保有しているFX会社は、特に信頼性が高いと言えます。
そのほか、信頼性が低くても何かしらの金融ライセンスを保有しているFX会社ならまだ良いのですが、
そもそも何のライセンスも持たないFX会社の場合、詐欺業者の可能性が高くなるので注意が必要です。
ポイント3. 顧客資金の管理方法
万が一FX会社が倒産した場合に顧客の資金が守られるよう、自社と顧客の資金を分けて管理しているFX会社は信頼性が高いです。
自社と顧客の資金を分ける「分別管理」、顧客から預かった資金を補償する「信託保全」があり、基本的には信託保全を備えているFX会社の方が信頼性は高いです。
分別管理しかないFX会社でも、あえてコストの低い分別管理を選ぶことでサービスの充実を図るケースや、別で保険を備えていたりするケースもあります。
ポイント4. 日本語の対応レベル
入出金が遅れる・取引サーバーが落ちるなど、FXをやっていたら誰もがトラブルに遭う可能性があります。
いざという時に、サポートや公式サイトが日本語対応しているかどうかで、安心感が大きく違ってきます。
日本人トレーダーが多いFX会社では、海外のFX会社でも日本語対応が進んでいる事が多く、その場合は国内FXと変わらない感覚で利用できます。
しかし、一部の海外FX会社は、まだ日本語対応が不完全、または全く出来ていないケースがあります。
公式サイトは日本語対応していても、サポートデスクは日本語不可の場合もあるので注意しましょう。
以下は、日本語に対応している海外FX会社お問い合わせ先一覧になります。
ポイント5. 口コミサイトによる評価
以下は、世界中のトレーダーが、FX会社の口コミや評価を寄せているサイトです。
Forex Peace Army(英語)
ただし、上記サイトでは誰でも口コミを投稿可能なので、負けた腹いせでいい加減なことを書く人や、逆に特定の会社を持ち上げるステマがいる可能性もあります。
投稿者のコメントは、あくまで参考程度に留めておくのが良いでしょう。
ただ、FX会社の「レビュー数が多い」ということは、少なくとも「利用者が多い」というのが分かります。
そもそもレビューすら存在しないFX会社は、新興会社や詐欺会社の可能性があるため、利用しない方が無難だといえます。
また、投稿者のコメントに、各FX会社の担当者が返信している場合もあります。
その内容を見ていくことで、そのFX会社の誠実さを感じ取ることができるでしょう。
信頼できる会社から勝ちやすい会社を選ぶには?
結論から先に書くと、勝ちやすいのは海外FX会社です。
各FX会社を比較検討していくと、
信頼性が高く勝ちやすいFX会社は、残念ながら海外FXのFX会社という結論に至ります。
その理由としては、以下の5点が挙げられます。
- レバレッジが高い
- 追加証拠金がない
- 約定率が高い
- プラットフォームが統一されている
- CFDが取引しやすい
理由1. レバレッジが高い
国内FX会社では、最大25倍までしかレバレッジをかけられません。
一方海外FX会社では、数百倍以上のレバレッジをかけてトレードする事ができます。
レバレッジが高くなるほど取引量をコントロールしやすくなるため、資金効率が良くなります。
ドル円レート100円の時に、1ロット(=10万通貨)を取引する場合に必要となる証拠金は以下の通りです。
- レバレッジ25倍の証拠金:100×10万通貨÷25=40万円
- レバレッジ500倍の証拠金:100×10万通貨÷500=2万円
つまり、同じ取引量でも、レバレッジが高ければFX会社に預ける資金は少なく済むため、浮いた資金を投資信託など他の投資先へ回すことも可能となるわけです。
理由2. 追加証拠金が発生しない
FXでは、トレーダーの損失が拡大した場合に、ある程度の金額で自動的に決済される「強制ロスカット」というシステムがあります。
これは、トレーダーの資金を守るためのシステムなのですが、相場が異常な勢いで変動した場合や週明けに大きく窓を開けて変動した場合、「強制ロスカット」の発動が遅れ、口座残高がマイナスになってしまう場合があります。
残高がマイナスになった場合、マイナス分をFX会社から請求される「追加証拠金」というものがあり、これは借金扱いとなるので、支払いを免れることはできません。
過去スイスフランショックのような大暴落が発生した時には、追加証拠金として数百万円や数千万円の借金を抱えてしまったトレーダーもいました。
しかし海外の場合ですと、残高がマイナスになっても、しばらく放っておけば残高がゼロにリセットされる「ゼロカット」を導入しているFX会社があります。
このゼロカットを導入しているFX会社なら、最悪投資金は失っても、借金を背負うことはありません。
理由3. 約定率が高い
約定力の低いFX会社で取引すると、本来自分が注文したい価格より不利な価格で取引することになったり、「ここぞ」という時に約定拒否でポジションが持てない事があります。
より勝ちやすいFX会社を選ぶなら、少しでも約定力の高いFX会社を選択してください。
どれだけスプレッドや取引手数料が安くても、約定が不安定なFX会社では、利益を上げ続けることは厳しいかと思われます。
また比較的、この約定力に力を入れているのは、国内よりも海外のFX会社であることも覚えておきましょう。
理由4. プラットフォームが統一されている
海外FX会社の取引ツールは、ほとんどの場合MT4かMT5が採用されています。
MT4/MT5のメリットはFX会社を乗り換えても、変わらない操作感覚で取引できる点です。
また利用者が突出して多いのも利点で、トラブル対策やカスタマイズ方法など、ネットで調べればすぐに見つけられる点も大きなメリットかと思われます。
理由5. CFDが取引しやすい
海外FX会社では、比較的多くの取引銘柄が用意されています。
通貨ペア数はもちろん、株価指数や貴金属、原油、仮想通貨など、様々な金融商品を取引することができます。
そのため、チャンスを逃したくない方や、多く銘柄への分散投資される方には、有利な環境が整えられていると言えるのではないでしょうか。
信頼できるおすすめ会社4選
勝ちやすさ、信頼性の高さなど、総合的に比較して、おすすめのFX会社をピックアップしました。
1. XMTRADING(エックスエム)
- 設立年:2009年
- XMグループ本社名称:Trading Point Holdings Ltd.
- 日本人向けにサービスを提供している会社名称:Tradexfin Limited
- 金融ライセンス:XM本社を含めて3つ以上保有
- 金融ライセンス
-
XMグループの金融ライセンス
- 🇧🇿IFSC(ベリーズ)番号IFSC 60/354/TS/19
- 🇦🇺ASIC(オーストラリア)番号443670
- 🇬🇧FCA(イギリス)番号705428
- 🇨🇾CySEC(キプロス共和国)番号120/10
- 🇦🇪DFSA(ドバイ)番号F003484
日本人向けにサービスを提供している会社の金融ライセンス
- 資金管理:分別管理
- 日本語の対応:あり
- 口コミレビュー数
- Forex Peace Army:レビュー数600件以上
XMは、グループ会社を含めると金融ライセンス数が圧倒的に多く、運営歴も10年以上と長いです。日本人の間で物凄く人気があるため、日本語のサポートも充実しており、英語が苦手な方でも全く問題ありません。
2. TTCM(トレーダーズトラスト)
- 設立年:2009年
- 本社名称: TTCM Traders Trust Capital Markets Limited
- 金融ライセンス:🇨🇾CySEC(キプロス共和国)番号107/09
- 資金管理:分別管理
- 日本語の対応:あり
- 口コミレビュー数
- Forex Peace Army:レビュー数10件以上
TTCMの運営歴は10年以上、出金トラブルもなく日本語サポートも充実している実績あるFX会社です。ちなみに、2021年4月からTTCMの取引口座では、3000倍のハイレバレッジで取引が可能となっています。
3. HotForex(ホットフォレックス)
- 設立年:2010年
- 本社名称:HF Markets Group
- 金融ライセンス:
🇨🇾CySEC(キプロス共和国)番号183/12
🇬🇧FCA(イギリス)番号801701
🇦🇪DFSA(アラブ首長国連邦)番号F004885
🇪🇸CNMV(スペイン)番号3427 - 資金管理:分別管理
- 日本語の対応:あり
- 口コミレビュー数
- Forex Peace Army:レビュー数500件以上
HotForexの金融ライセンスや口コミの数はXM級です。最近、HotForexから日本円建て口座の提供が開始されました。これから日本人向けのサービスがますます充実していけば、XMへ対抗できるFX会社となるかもしれません。
4. TitanFX(タイタンFX)
- 設立年:2015年
- 本社名称:Titan FX Limited (旧社名:TI Securities Limited)
- 金融ライセンス:🇻🇺VFSC(バヌアツ共和国)番号40313
- 資金管理:分別管理
- 日本語の対応:あり
- 口コミレビュー数
- Forex Peace Army:レビュー数3件以上
一見、運営歴が短いTitanFXですが、運営陣は老舗FX会社であるPepperstoneから集結しており、サービスの信頼性は非常に高いです。 特にサポートや入出金は日本向けに特化しているため、日本人が安心して利用できる高品質なFX会社のひとつとなっています。
最後に
今回はFX詐欺の手口や回避方法、信頼できるFX会社の選び方を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
今回身に着けた知識で、あなたも、FX詐欺を回避できるようになって頂けたなら嬉しいです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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- トレードするたびに広告報酬の90%をキャッシュバック
- 出金方法は国内銀行送金やbitwalletなど全4種
- 小ロットでもキャッシュバック発生
- 全てのリベート履歴を確認可能
- 会員登録はお名前・メールアドレス・パスワードの入力のみ
所在地:No.50 12F-3, Chenggong Rd, North District, Tainan City, Taiwan
統一番号:No. 24917404
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最近、Facebookからの友達申請とそこからのLINEへの誘導が頻繁になっています。
また、最初は仮想通貨二次取引という格好でビットコインをビットフライヤーで買わせてその後、COBの取引プラットフォームに入金させドル建てに変換、しばらく勝たせてからインサイダー取引疑惑と口座凍結、その解除に保証金を要求、後日全部の出金を求めると脱税防止の為、先納税するからと利益の40%強の金額要求、その後出勤手数料としてインサイダー取引疑惑がある為元金の1・5倍の金額を要求されました。
また、現在は25名程に膨れ上がったLINEの方たちからMT5の利用を促されています。まぁ全て詐欺集団なのだと思うのですがどうなんでしょうか?
SNSで偽ブローカーへ勧誘し、入金させ出金しない。
更には、税金分として追加入金を迫ってくる。
間違いなく詐欺です。
警察などへ通報をお願いします。
すでに世の中は狂っています。
身近にいる道徳や倫理を持った人たちで一丸となってください。