「FXとは何なのか?」
「FXのリスクとは?」
「FXをやる意味は?」
FX業界はなんとく謎めいていて、恐いイメージがある人も多いかもしれません。
たしかに、FXの仕組みやリスクを知らずに手を出している人は、危ないトレードをして、借金を背負ってしまう場合もあります。
しかし、FXの基礎知識を理解しておけば、不要な損失を防ぎ、有効な戦略を練るのに役立てる事ができます。
例えばですが、「どんな取引をしても借金にならないFX会社がある」「実はFXにもちゃんと社会的意義がある」という事はご存じでしょうか?
当記事では、上記のような「FXの超々基礎知識や具体的なリスク」を、初心者向けにわかりやすく解説しています。
「これからFXを始める」と言う方はぜひご一読下さい。
- SYUANYU
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Web制作チームで、取材と編集を担当しているSYUANYUと申します。今回の記事は「FXを始めようか悩んでいる」「FXのリスクを確認したい」「単純にFXが何なのか知りたい」という方のため、「FXとは何か」というテーマで執筆しました。FXを始めた後も、時々思い出して欲しいことをたくさん書いたので、良ければブックマークに追加して、また見に来て頂けると嬉しいです。
Twitter:@lin_akam520
FXとは?その仕組みと社会的意義
「FX」という言葉を聞く事はよくあるかもしれませんが、その意味をしっかり答えられる人は少ないでしょう。
実はFXという言葉自体がその仕組みを表していて、その意味を知ることでFXの基礎を学ぶことが出来るんです。
FXとは?言葉の意味や仕組みを解説
FXとは「Foreign Exchange」の略称で、日本語では「外国為替証拠金取引」と言います。
ただ、いきなり「FX=外国為替証拠金取引」と言われても、いまいちピンとこないですよね。
外国為替証拠金取引は「外国為替」を「証拠金で取引する」という事ですので、
まずは「為替」および「外国為替」という言葉の意味を見てみましょう。
「為替」とは、銀行送金やクレジットカード決済のような「直接現金のやり取りを行わずに金銭の受け渡しを済ませる方法」のことです。
「為替」には「内国為替」と「外国為替」の2種類があります。
- 内国為替
「国内で行われる為替取引」のこと。 - 外国為替
「国境を越えて行われる為替取引」のことを指し、自国の通貨を海外の通貨と両替する「通貨の交換」が発生する特徴があります。
そこから転じて、「異なる通貨を交換する事そのもの」を指して「外国為替」と言う場合も多くあります。
そして、「証拠金」とは「取引をするために担保として預けるお金」の事です。
つまり「外国為替証拠金取引」とは「担保金を預けて、通貨の交換で利益を狙うこと」という意味になります。
「通貨の交換で利益を狙う」ってどういうこと?
通貨の交換で利益が発生する仕組みは、海外旅行で例えるのが分かりやすいです。
例えば、アメリカに旅行に行く場合、日本円はアメリカでは使えないので、銀行などで米ドルに両替する必要があります。
日本円と米ドルの為替レートが1ドル100円だった場合、1万円を米ドルに両替すると「10,000円÷100円」で100ドルになります。
そして数日後、帰国する際に為替レートが1ドル101円に上がっていた場合、
100ドルを両替すると「100ドル×101円」で1万100円になり、差額の100円が利益になります。
為替レートとは、外国為替市場において異なる通貨が交換される際の「交換比率」のことです。
主に、その通貨に対する需要と供給のバランスによって価格が決まっていきます。
短期的には、市場参加者の予想や思惑によってレートが変動するため、各国の経済情勢の変化や個別のニュースなどに反応する事があります。
実際のFX取引では
実際のFX取引では、過去の為替レートをグラフに書き表した「為替チャート」を見ながら、その後の値動きが上がるか下がるかを予想して取引をします。
上記のチャートは「上がりそう」ですか?それとも「下がりそう」ですか?
FXでは、あなたが進むと思った方向に投資していきます。
「FX」と「外貨両替」の違いとは
外国為替で利益を狙うのなら、
「銀行でお金を両替すれば良いのでは?」
「わざわざFX会社を使う理由って何?」
と思うかもしれません。
しかし、「為替レートの変動を使って利益を狙う」という目的で外国為替を行う人にとっては、米ドル札やコインの実物は必要ありませんし、売り買いの度に銀行で手続きするのは面倒です。
また、前述の海外旅行の例のように、資金1万円で利益が100円しか出ないというのは効率が悪いため、「損失が出た分だけお金を払って、利益が出た分だけお金を貰えたらいいのに」と思いますよね。
「FX」では、そんな不便さを解消するための工夫が施されています。
なんでみんなFXをやってるの?
株式投資と並ぶほどの人気を誇るFXですが、なぜそこまでたくさんの人がFXをやるのでしょうか?
ここでは、FX独自の特徴や利点から、FXが支持を得る6つの理由を紹介していきます。
- 少ない資金でも投資ができる
- 手軽にいろんな金融商品が取引できる
- スマホだけでも取引できる
- 24時間取引ができる
- 銀行に貯金するのがもったいない
- 取引手数料が、銀行などで両替するよりも安い
少ない資金でも投資ができる
FXの最大の魅力は、「レバレッジ」という仕組みがあることです。
FXでの「レバレッジ」とは、FX口座に預けた資金よりも、大きな金額を取引できる仕組みのこと。
具体的にどれぐらい大きな金額を取引できるかは、FX会社ごとに設定されている「最大レバレッジの倍率」に依存しています。
例えば、資金1万円を取引する場合、
「最大レバレッジ25倍のFX会社」では25万円分の取引が、
「最大レバレッジ888倍のFX会社」では888万円分の取引が可能です。
レバレッジ | 取引可能額 | 1円変動ごとの利益 |
---|---|---|
1倍 | 1万円 | 100円 |
25倍 | 25万円 | 2,500円 |
888倍 | 888万円 | 8万8,800円 |
上記の通り、同じ資金でも、FX会社のレバレッジが高いほど大きな取引が可能になるため、期待値の高いトレードをしたり、リスクコントロールの幅を広げる事ができます。
手軽にいろんな金融商品が取引できる
FX会社で取引できるのは、ドル円だけではありません。
ユーロ円やポンド円、ユーロポンドなど、数十種以上の通貨ペアを取り扱っているFX会社も数多く存在しています。
また、FX会社にもよりますが、「株価指数」「個別株」「原油」「貴金属」「仮想通貨」「とうもろこし等のコモディティ」など、実は通貨ペア以外の金融商品も取引できます。
そのため1つの取引口座でも、複数の金融商品に投資することで、リスクをヘッジすることが可能です。
もちろん、通貨ペア以外の金融商品であっても、レバレッジをかけて取引する事ができます。
スマホだけでも取引できる
「FXはパソコンが無いと取引できない」と思っている方が多いようです。
しかし実際には、各FX会社のスマホ対応が進んでいて、FX取引はもちろん、「取引口座の開設」や「入出金手続き」まで、全てスマホだけで行えるFX会社が多いんです。
24時間取引ができる
外国為替市場では、世界中の金融機関がリレーをするように、24時間常に取引が行われています。
インターネットを介して外国為替市場にアクセスできるFXは、平日なら24時間取引が可能です。
他の金融商品は取引時間に制限がある事が多く、日本の株式市場の場合、「平日の9時~11時30分までと、12時30分~15時までの計5時間」しか取引できません。
銀行に貯金するのがもったいない
超低金利の昨今では、大手銀行でも、普通預金の利息が年率0.001%というケースがよくあります。
その場合、100万円の貯金に対して利息は10円程度しか付かないことになります。
それは実質的には増えないのと同じ事ですので、「余剰資金は投資に回して資金運用したい」と考えるのが自然です。
FXはリスクの高い投資対象とされていますが、資金管理を徹底することで、普通預金より遥かに高いパフォーマンスを発揮することも可能です。
取引手数料が、銀行などで両替するよりも安い
FXでは、口座開設や維持に手数料は必要ないのが普通です。
しかし、取引の際には「スプレッド」と呼ばれる、実質的な手数料が発生します。
スプレッドは、取引する銘柄の「売り価格と買い価格の差」を示しています。
以下の画像はドル円の売買価格で、ここでは「0.015円」の開きがあります。
この「スプレッド」が、トレーダーがFX取引で支払うコストになります。
ちなみに、同日のみずほ銀行のドル円の両替レートは「112.21/106.21」で、なんと6円ものスプレッドがあります。
米ドル札などの現物が必要ないFXトレーダーにとっては、FX会社のスプレッド設定がいかに効率的であるかが分かります。
FXの社会的意義とは?
「FXは”ゼロサムゲーム”で、誰かが勝つと誰かが負ける」
「自分の利益のためにのみ金銭をかけ、誰かの役に立つわけではない」
FXに関するネガティブな意見でよくあるのは、FXは社会貢献してない・存在意義が無いという話です。
でも、実際はそんなことないんです。
例えば、何らかのきっかけで、ドル円レートが異常に下がっていったとします。
「ドル円レートが下がる」という事は「円高が進む」と言う事ですので、そのままではトヨタなどの輸出産業が大打撃を受け、結果的に日本全体の景気が低迷する可能性があります。
しかし、異常なほど円高が進んだ場合、「これは下がりすぎだ」「一旦調整で上げるはず」等と考えたFXトレーダーが買い注文を入れます。
中には「日本がピンチだ!」という想いで、ドル円を買う人がいるかもしれません。
そういったトレーダーが増えていくことで、必要以上に円高が加速するのを防ぎ、レートが健全な状態に戻っていきます。
いきなり円高になったり円安になったりすると、経済は混乱します。
為替レートが変わるにしても、変化が緩やかになれば、世界経済は安定していきます。
もちろん、FXだけが世界の経済を安定させている訳ではありません。
各国の政治的な取り決めで経済を安定させるなど、様々な手段がありますが、そのやり方は少しでも多い方が良いですよね。
FXは、そんな「経済を支える柱の1つ」として機能しているんです。
FX初心者が知っておくべきリスクとは?
投資対象として非常に魅力的なFXですが、もちろんリスクはあります。
ここからは、FXが持つリスクを詳しく解説していくので、初心者の方は肝に銘じておきましょう。
FX初心者が知っておくべき3つのリスク
初心者が知っておくべきFXのリスクは、以下の3つがあります。
- 追証
- FX会社が倒産する危険性
- 美味しい話や詐欺が多い
追証
「追証(おいしょう)」は、トレーダーが最も警戒するべきFXのリスクと言えます。
「FXは借金をする怖いものだ」というイメージがある人は、追証の仕組みと対策を理解しておきましょう。
「追証」という言葉の意味を理解するには、まず「強制ロスカット」というシステムを知る必要があります。
FXの強制ロスカットとは?
「なぜ勝手に決済するんだ」と思うかもしれませんが、強制ロスカットはトレーダーが破産するのを防ぐための安全装置として存在しています。
- 強制ロスカットの具体例
-
強制ロスカットの発動条件は、各FX会社が設定している「ロスカット水準」に依存しています。
証拠金維持率とは、「口座残高の評価額が、保有ポジションの必要証拠金をどれだけ維持できているか」を示しており、その数値が高いほどリスクが低い状態を示します。
現在の証拠金維持率は、FXの取引ソフト上で確認が可能です。
レバレッジを目いっぱい使って取引している場合は、証拠金維持率が100%になります。
しかし、含み損が増えることで口座残高の評価額が下がり、証拠金維持率が下がっていくため、
損失が発生したポジションを放置していると、レートが反転しない限りは含み損がどんどん広がっていき、維持率が更に下がっていきます。FX会社によりロスカット水準が「証拠金維持率20%」に設定されている場合、維持率が20%に到達した段階で強制ロスカットが執行されます。
証拠金やロスカットの仕組みに関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、詳細や対策が知りたい方は読んでみて下さい。
安全装置として用意されている強制ロスカットですが、実は強制ロスカット機能があるから絶対に破産しない訳ではないので注意が必要です。
まれにですが、相場変動が激しく、強制ロスカットが発動するより早くレートが動き、結果的に元本を超えた損失が発生する場合があります。
トレーダーが最も警戒するべきFXのリスク「追証」は、この「元本を超えた損失が発生した場合」に発生します。
FXの追証とは
「追証」は「追加証拠金」の略称で、担保金として預けたお金が足りなくなり、FX会社に追加で証拠金の入金を求められることです。
つまり、自分の取引で発生したマイナス残高を補填する必要があるという事です。
追証は借金と同じ扱いになるので、トレーダーは支払いを免れることができません。
2015年に起きたスイスフランショックの時には、急激な価格変動で強制ロスカットが本来のレートで執行されず、結果的に数百万円の借金を背負ってしまったトレーダーもいました。
FX会社に預けた資金を失うならまだしも、更にお金を支払わなくてはならないなんて、嫌すぎますよね。
しかも、いつ・どれぐらいの借金になるか分からない訳ですから、「怖くてとてもFXなんかできない」と思う方もいるでしょう。
「追証が怖い」という方は、「ゼロカット」というシステムを導入しているFX会社で取引するようにしましょう。
FXのゼロカットとは
損失が発生した直後は残高がマイナスのままですが、ゼロカットを採用しているFX会社なら、サポートに連絡したり、しばらく放置していれば残高がゼロに戻ります。
残高がゼロに戻ったら、再度入金すればまた取引を再開できますし、もちろんマイナス分が引かれるようなこともありません。
「そんな都合の良いことが本当にあるのか」と思うかもしれませんが、
世界中に顧客を持つ海外のFX会社は、追証が発生してもそれを取り立てる事が困難であるため、むしろゼロカットを積極的に提供し「追証無し」という1つの強みにしています。
一方、損失補填が禁止されている日本国内のFX会社では「ゼロカット」を提供できません。
FX会社が倒産する危険性
「大事なお金を預けたFX会社。万が一そのまま倒産してしまったらどうなるの?」と思ったことはありませんか?
日本国内のFX会社では、「信託保全」と呼ばれる資金保護システムの提供が義務付けられています。
信託保全は、万が一FX会社が倒産した場合でも、顧客の投資資金が信託銀行を通じて返却されるため、預けた資金は補償されます。
一方、海外FX会社の場合、信託保全の提供は必ずしも義務ではありません。
会社と顧客の資金を分別して管理したり、保険への加入をしているケースもありますが、信託保全ほどの安心感は無いのが正直な所です。
海外FX会社を利用する場合は、
「そのFX会社の人気や運営歴をチェックして、総合的に信頼度を判断する」
「そもそも無くなって困るお金は入金しない」
ということも視野に入れ、よく検討するようにしましょう。
「資金の保証が今ひとつな海外FX会社」か「借金する可能性がある国内FX会社」か。
どっちを使うにしても、そのリスクも把握しておくのが大切です。
美味しい話や詐欺が多い
FX取引そのもののリスクはクリア出来ても、他の所で騙されて、お金を失ってしまうリスクもあります。
そういった詐欺の被害に遭わないためには、「美味しい話を疑ってかかるようにする」「過去の詐欺手口の事例を把握しておく」という事が必要です。
当サイトにも「詐欺に遭ったのでは?」という相談がよく寄せられます。
そういった経験をもとに、以下の記事ではFX詐欺のよくある手口や回避方法を紹介しているので、良ければ参考にしてみて下さい。
FXが持つリスクは、よく知らない人にとっては怖いものかもしれません。
でも、そのリスク1つ1つをよく見ると、トレーダーの心がけや行動次第で十分対処できるものなんです。
リスクがあってもFXを使う理由
「リスクがあるのは分かっていてもFXをやる」という人はたくさんいます。
その大きな理由は、他の投資対象には無い独自のメリットがあるからです。
FX独自のメリット
たくさんあるFXのメリットですが、一言で言うと「自由度が高い」というのが利点です。
FXのレバレッジをコントロールすることで、「リスキーなギャンブル」でも「堅実な投資」でも、あなたの好きなようにリスクをとる事ができます。
追証が無いFX会社を利用すれば、借金を背負うリスクもありません。
さらに、24時間取引ができ、投資対象も豊富なので、自分のライフスタイルや投資手法に合わせ、柔軟な取引ができるのも魅力です。
それだけ自由度が高いFXですから、実は利益を出す方法も複数あります。
FXで利益を出す方法は1つじゃない
FXで利益を発生させる方法は、主に以下の3通りがあります。
- 為替差益
- スワップポイント
- 資金管理
為替差益
「為替レートの変動によって得られる利益」を「為替差益」と言います。
当記事前半で紹介した海外旅行の例は、まさにこの為替差益の事です。
逆に「為替レートの変動で発生した損失」の事を「為替差損」と言います。
仮に1,000ドルを買って、為替レートが1円変動した場合、発生する為替差益/差損は以下の通りです。
- 1ドル100円で買い → 1ドル101円で売り = 1,000円の利益
- 1ドル100円で買い → 1ドル99円で売り = 1,000円の損失
ちなみに、「1ドル100円の時に1,000ドル買う」という事は、1,000ドル×100円で「10万円分の取引をする」という事です。
もしレバレッジ100倍で取引している場合は、1,000円の資金で取引できることになるため、1,000円の元手で1,000円の損益を発生させた事になります。
※ただし、実際の取引では強制ロスカットなどの影響も考慮し、もう少し多めの資金を入金する必要があります。
FXで最も大きなリターンが期待できるのが、この為替損益です。
スワップポイント
FXは米ドル/日本円など、2つの国の通貨を売買します。
2つの通貨間の金利調整分のことを「スワップポイント」と呼び、金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買えば、その金利の差額を受け取る事ができます。
スワップポイントで発生する損益は、為替差益/差損と比較すると微々たるものです。
しかし、スワップポイントは土日祝日を除いて毎日発生するので、高金利通貨を長期で保有することで利益を狙う事も可能です。
以下の記事では、スワップポイントの詳細や、
海外FX会社のXMで貰えるスワップポイント一覧を公開しているので、気になる方はチェックしてみて下さい。
資金管理
「資金管理」とは、端的に言うとポジションサイズをコントロールして、リスクを管理する事を言います。
ポジションサイズとは、取引する通貨の数量のことです。
ポジションサイズのコントロールに「玉操作」というものを取り入れると、期待値0の取引でも、発注と決済を繰り返すだけで資金が増えていきます。
ここで言う「玉操作」とは「負けるたびにポジションサイズを上げること」です。
玉操作は連敗時のリスクコントールも必要ですし、手法との相性もあるので注意が必要です。
玉操作のやり方や詳細については、以下の記事で解説しているので、こちらもチェックしてみて下さい。
関連記事:FX玉操作の基本
さて、ここまで「FXとは何か?」「FXのリスクとは何か?」といった事を詳しくお伝えしてきました。
あなたもFXに興味が出てきたのではないでしょうか?
最後に、当記事のまとめとして「これからFXを始める初心者に知っておいてもらいたい5つのこと」を紹介して終わりにしたいと思います。
FXを始める初心者の方に知ってもらいたい5つのこと
1. FXは詐欺ではない
「FX」というと「詐欺」「怪しい」というイメージがある人が多いかもしれません。
しかし、FXで利益を出している人は実際にたくさんいますし、FXそのものが詐欺という訳ではありません。
確かに、FXを悪用して詐欺を働く人が多いのは事実ですし、
何も考えずに取引をしていたら、いつか詐欺師に引っかかってしまうかもしれません。
しかし、日頃からSNSなどで詐欺の手口や事例をチェックしておけば、いざ詐欺の魔の手が伸びてきても「これは怪しいヤツだ」と察知できる可能性が上がります。
それでも不安なら、「無くなって困るお金は払わない」「始めは少額で様子を見る」などの方法を取り、自分なりに予防線を張るのが良いでしょう。
以下の記事では、詐欺のよくある手口を紹介しているので、実際にFXを始める前に一読して、詐欺手口の傾向を掴んでおきましょう。
2. FXはギャンブルでもない
「FXなんてただのギャンブルだ」と思っている方が多いのではないでしょうか?
確かに、FXでもギャンブルは出来てしまいますし、トレードのやり方によってはただのギャンブルになってしまう事もあります。
特に、前述したレバレッジや追証の仕組みを理解していない人は、ギャンブル的なトレードになりやすく、想定外の大損を出したり、借金を背負ってしまう可能性もあります。
しかし、もっと計画的にトレードしていれば、損失は想定内に留める事も可能です。
例えば「ドル円レート100円で買って、1円下がったら損失になっても決済する」と決めている人は、
発注量を1,000ドルにすれば、発生する損失は1,000円で固定されます。
怖いのは急激な相場変動で決済が間に合わない事ですが、これもゼロカットがある海外FX会社を利用することで、最悪でも元本以上の損失となる事はありません。
FXは法人化してトレードしている人もいるぐらいです。
つまりはやり方次第ですので、ルールを決めて賢く立ち回り、効率的な投資になるのを目指しましょう。
3. 実は社会貢献している
為替レートが不安定になると、国の経済にも影響を与えます。
例えば、トヨタ自動車の場合、ドル円レートが1円円高になるだけで、1期あたりの営業利益が300~400億円減少すると言われています。
日本を代表する企業の利益がそれだけ減れば、日本全体の景気が低迷する可能性もあります。
そのような事態を防ぐためにも、為替レートを少しでも安定させる必要がある訳ですが、この「為替レートの安定」という目的に役立っているのがFXなんです。
大きな価格変動が起こった場合、その変動が大きくなるほど「異常だ」「加熱しすぎ」と考えるトレーダーが増え、その流れに逆らった注文が増えていきます。
そういった動きが出てくることで、異常な価格変動を抑制し、変化を緩やかにすることができます。
もうひとつ例を挙げると、貿易を行う企業が「日本円を米ドルと交換したい」という時に、それに応じてくれる相手がいなければ、企業は米ドルを確保する事ができず、ビジネスが成り立たなくなってしまいます。
仮に企業が外貨を獲得できたとしても、市場の流動性が乏しい場合、企業が大量の外貨を交換しただけで為替レートが大きく変化してしまうことになり、為替レートが不安定になります。
FXが存在する事で流動性が増すと、外貨が換金しやすくなり、実需の影響を緩和させることができ、結果的に「為替レートの安定」を招くんです。
4. 実は経済の勉強にもなる
2021年5月20日「4月のFOMC議事録で数人のメンバーが、テーパリング開始の検討が適切との認識を示す」と言うニュースがあり、多くの投資家が動揺しました。
ああ、テーパリングが始まってしまう
オワッタFOMC、資産購入縮小検討「今後どこかで」 4月議事要旨: 日本経済新聞 https://t.co/9FgZ5SqqBU
— オレ的ゲーム速報JIN@FX投資部 (@oreteki_douga) May 19, 2021
上記のニュースは、投資をしていない人にとってはチンプンカンプンで、見かけてもすぐ忘れてしまう類の話かと思います。
しかし、トレーダーには上記のようなニュースが自分の損益に直結します。
結果的に自然と政治経済に関する知識が身に付き、会話の深さや幅が広がり、FX以外のビジネスでも役に立ちます。
「経済の勉強のために、少額でFXをやる」というのも効果的かと思います。
5. 遅かれ早かれ、人生には投資が必要
少し前に、日本では「老後2,000万円問題」というのが話題になりました。
本当に2,000万円必要かはさておき、年金だけでやっていくのは確かに不可能ですし、
誰もがいつかは「他人の力で稼ぐスキル」が必要になってきます。
「投資家」は他人の力で稼ぐ人の代表例ですが、通常は豊富な知識・経験・資金が必要です。
しかし、1人の従業員としてまじめに働いてきただけの人が、老後にいきなり投資を始めようとしても、成功できる確率は低いです。
若い内から投資をして経験を積むにしても、今度は「資金」という障害が邪魔をします。
その点、少額で投資できるFXなら、資金が少なくても始められます。
リスクをちゃんと把握していれば、損失も抑えられるのも利点です。
まずはFXの少額投資から始め、投資に関する知識や経験を身に着けましょう。
目先のお金のためだけではなく、きっと人生全体が豊かになると思います。
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所在地:No.50 12F-3, Chenggong Rd, North District, Tainan City, Taiwan
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